chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

最近のLED照明事情

 
そういえば、最近、一時期ほどLED照明の話題を聞かなくなったな、と思って、ちょっと調べてみた。
 
ちょっと古い情報だが、このへんがよく纏まっている。
「3.LED照明器具の省エネ性について」
http://www.jia-kanto.org/koryu/sheet/panasonic/panasonic-05.html
 
LED単体で蛍光灯に勝っても、実際は電源回路のロスや、光を拡散させる時のロスがあり、せいぜいどっこいどっこいと言うのが現状で、値段はLED照明の方が大幅に高いので、売りどころが無いのだ。「蛍光灯とは色が違います」とか、無駄機能に走るメーカーが出てくるわけだ。
 
200lm/Wを目下目標に頑張っているという話で、上の資料のロードマップでは2020年ちょっと前ぐらいになっているが、ベンチマーク的にはこれを超える発表が出始めた。
「1ワットあたり200ルーメンの高効率LED照明、Philips
http://news.mynavi.jp/news/2013/04/15/035/index.html
 
日亜がんばれw 日亜が150lm/Wぐらい。選別すればもうちょっと明るいのもあるようだが「安定して」「高効率のものを」「大量生産する」という為には、色々ハードルがあるのだろう。
 
こういう研究も面白い。
LEDの発光効率が100%を超える --- slashdot
この理屈でいくと、日亜の150lmのLEDだって、引加電圧を下げるだけでワット当たりの効率を200lm/Wにできるのかな。但し光束の総量が減り過ぎるので蛍光灯の代わりにはならないのだろうけど。
 
 
 
ところで、従来型の蛍光灯だって、改良により一昔前よりずいぶん効率UPできているんだな。古いアパートの蛍光灯は安定器も古いので、いまどきの物に交換するだけで何割か省エネになりそう。値段も安いし。
 
蛍光灯の断面を楕円にすることで見かけの効率UPとかの工夫も面白い
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20110531_449496.html
 
このレベルの改善で10% UPするなら、照明周りの反射板の工夫でもずいぶん違うって話だよな。調光機能で無駄な照度を絞るというのも10%ぐらいの効率UPは簡単。蛍光灯にもまだまだ改善の余地はある。