chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

肥大化しすぎた大企業は恐竜のように絶滅する

 
ネタ元:
20nmプロセスから先はムーアの法則の意味がなくなる? --- 後藤弘茂のWeekly海外ニュース
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130709_606885.html
 
とりあえず目先の数年間は良いとしても、数十年のスパンで物事を考えるなら、ウェハの大型化とそれに伴う設備の高騰はヤバイ傾向だと思う。
この路線をいつまでも続けて、インテルが利益を出し続ける事はあり得ない。利益が出せなくなって破たんしたら、インテル一社が傾くだけで世界中が大変な事になる。これはヤバイ。今のCPU市場は多様性が失われすぎ。
 
数十年のスパンで見ると、インテルよりARMの生存戦略の方がはるかに先進的だ。売っている物が設計データなので、どこか1つのFabが傾いたからと言って危機的状況に陥る心配は無い。企業の生存競争の中で生き延びた会社がARMを使ってくれる限り、ARMは生き延びる。ムーアの法則に経済的メリットが見出せなくなってしまったのならば、インテルもARMのような生存戦略に早く転換してもらわないと困る。
 
肥大化しすぎた大企業は恐竜のように絶滅する。
 
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たとえば、もし、自家用車ぐらいの小さな設備で太陽電池が生産出来たら、設備そのもののエネルギー効率が悪くても、絶対量が小さくなるお陰で、あちこちの余剰エネルギーを有効活用できる。その結果生産される物が太陽電池だったなら、一定のレベルを超えた時には経済的に自己増殖することが可能になる。この「自己増殖可能」っていうのがポイント。以下略。
 
規模が大きくなればなるほど、このような自己増殖が困難になる。多様性が失われ、時代を超えた生存競争には不利になる。