chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

今どきの議論について

 
ネタ元:
20代論客が少ない問題に関して整理を行い、私の意見を追加してみた --- 無意味の意味
http://sho-yamane.hateblo.jp/entry/2013/07/12/192646
 
私がこのお題で思いつく事
 
・議論で解決しない問題が大きすぎる
 例えばエネルギー問題とか、次の大震災の危険性の問題。「論客」「評論」なんて悠長な事言っててどうにかなる問題じゃない。どんな議論をしようがエネルギー問題はこの先ますます深刻になるし、大震災もいつかやってくる。民主主義では人気取りで話が発散するばかりで、有効な策はなかなか打てない。
 エネルギーが潤沢に有った時代なら、みんなでゆっくり議論して、その使い道を相談して決めれば良かった。「論客」とか「評論」とかいうのは、そのレールの上に乗っている話である。しかし、そういう平和な時代はこの先もうそんなに長くは続かないかもしれない。エジプトは今まさにそんな感じ。議論は魔法の杖ではない。先進国にとっても、やがて数十年後には対岸の火事ではなくなってくるに違いない。
 
 
まとめサイトなどで、外国が日本を褒める様子をまとめた記事が、やたらともてはやされる現象が気になっている。他人から現状を肯定してもらうことで、自分も現状を肯定しようと努力している人が多い事を投影しているんじゃないかと思う。自分を批判してくる人と面倒な議論をするのではなく、肯定してくれる人と群れてた方が良いという生き方。私はそういうのは気持ち悪いと思うが、今残っている世の中の問題点というのは、ちょっとやそっと議論しても、どうにも動かしようが無いネタばかりが残ってしまっていて、無駄骨感が強すぎるのも確かだ。
 
 
議論の結果得られた結論が、自分に非常に厳しい内容だったとして、それを受け入れる覚悟の出来ている人は少ない。その覚悟が出来ていない人にとって、議論は無駄な事でしかない。