chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

エネルギー問題と、憲法・人権問題の上下関係

 
エネルギー問題と、憲法・人権問題は、どちらが上位に来るか。
 
現状の経済状態を踏まえるなら、エネルギーはただの商品でしかない。憲法・人権問題の方がはるかに上位に位置する。
 
しかし、将来、エネルギーが不足する状態になっても、同じ事を言い続けられるだろうか。
 
憲法や人権を尊守するためには、その前提として潤沢なエネルギー源が手に入る事が必要。
油がなけれなパトカーも消防車も救急車も走らない。電気が無ければ役所も裁判所も国会も機能しないだろう。
本当に危機的な状況になれば、科学の力でもって、全力でそういう事態は回避されるのだろうし、それに必要な要素技術は十分揃っているので、そんな最悪の事態は少なくとも数100年のスパンでは有り得ないと思われるが、それによって本質的なエネルギーの重要性が下がる訳でもない。ここポイント。実はエネルギー問題の方が、憲法や人権より本質的には上位にある、という見方もできるのではないか。
 
憲法や人権よりも、エネルギー問題の方が重要なのだ」と開き直るのであれば、近隣住民の声を無視して原発を稼働させるという話にも合理性があることになる。エネルギーの方が何より重要だという事ならば、放射能汚染問題さえ無視することが可能になる。
 
現状について言えば、エネルギーはただの商品にすぎない。だから、エネルギー政策の為に憲法や人権を疎かにして良いという話には成り得ない。が、長期的な将来まで、そう言い続けられるかどうかは、実は解らない。