ネタ元
映画「禁じられた遊び」と東日本大震災後のあること
http://anond.hatelabo.jp/20140427200243
大人のように理解する枠組みを事前にもたない子供には、事態を身体で理解し受容するまでに、何度か遊びを通じて事象を繰り返す必要があると言う。いわゆるPTSDからの回復過程。
これ、案外、子供に限った話でもないんじゃないかなぁ。
2画面の片方で艦これやりながら、この記事読んでいて思ったんだけれども、「艦これ」というのは１８禁とはいえ、中身のゲームの仕組み自体は幼稚なもので、戦艦をネタにしているという要素を除いたら、いまさら流行る要素などほとんど無い。そしてその、かつて沢山の犠牲者を敵味方に出した軍艦を、おもしろおかしくゲームのネタにするというのは、かなり「禁じられた遊び」的である。
団塊Jrぐらいの世代にとっては、戦争の話というのは子供の頃から、お年寄りからリアルに耳にする話でありつつも、日常生活の中にはもはやそのような痕跡はほとんど無く、かつてそんなグロテスクな過去が日本に有ったという写真や動画等は、どう受け止めれば良いのか困惑する事の１つでだった。黒こげになった死体や原爆の映像を子供の頃に見て、何らかの心の傷を負った人は少なくないはずだ。
艦これの遊び方は人それぞれではあるのだが、有る人にとっては、艦これで遊ぶことが、そういう、何らかのPTSDからの回復に役立つという側面があるのではないかという気はする。
