chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

見舞い

 
先週、7/17に母が脳梗塞で入院した当初の時点では、左手と左足の動きが悪く力が入らない、という状態だった。まぁ、不幸中の幸いで、早く気がついて専門医に診てもらえて治療を始めることができたのだから、なんとか現状維持できればいいな、・・・と思っていたのだが、残念ながらその後の1週間で症状は悪化し、左手と左足はほとんど動かせなくなってしまった。
80歳という年齢であるし、持病のリウマチで最大量の投薬を長年受けており、骨粗鬆症も進んで既に骨折4回、しかも高血圧、という状況を考えれば、むしろ今後、さらに悪化する可能性もかなり高いと考えておくべきなんだろう。
 
今はまだ、左手と左足が動かない以外は、意識もはっきりしているし、喋る声もしっかりしているし、意思疎通も問題ない。
しかし、看護婦さんから教えてもらった話では、もうとにかく起きている間はずっと泣いているのだという。看護婦さんがずっと付いている訳ではないので、同室(6人部屋)の人からそういう話があったのだろう。同室の他の患者さんも同じ病気で入院している訳で、辛いだろうに、その上母の泣き声を四六時中聞かされたのでは、それぞれ事情があるとはいえ、申し訳ないと思う。私が見舞っている間も、なるべく泣かないように頑張ってはいるが、病状の話になると「なぜこんなことになってしまったのか」と動かない足で地団太を踏んで泣き始める。
 
母はリウマチが悪化するまで病院で付き添いのヘルパーさんをやっていたので、それなりに病院の事情にも詳しい。お年寄りを何人も看取ってきた。なので、半身不随で自分でトイレにも行けない、という状態が、とても先行きの暗い兆候だと捉えているようだ。
よくなってほしいとは思うけれど、確かに今の体力の衰えの様子を見るに、おそらく現状維持できれば良い方なんだろう。とにかく、ずいぶん前の点滴の注射痕でさえ、全く治る様子が見られないほど回復力が弱ってしまっているのだ。注射痕すら治らないのに、脳梗塞がそうそう簡単に治る訳が無い。
 
 
母は昔から自分との同居を強く望んでいて、そのために、いつでも自分が実家に帰って一緒に住めるよう、用意してくれていた。今の病状では、おそらく、今後、以前のような形で母が実家に戻れる可能性はかなり低いだろう。それはつまり私と同居したいという母の長年の想いが、無駄になってしまったという事になる。どうにも申し訳なくて自分まで泣きそうだ。
 
 
日曜日に姉夫婦と一緒に実家の片づけに行った。最初は腰の痛みで病院に行くという事だったので、長期の入院になると思わずに出てきており、食材などが腐ってしまっているに違いなかった為だ。予想ほどは酷くはなかったが、腐ったもの、腐りそうなものを全て片づけ、冷蔵庫の中の物はほとんど処分した。部屋の中も少し掃除してきた。もし今後、母の病状がさらに悪化するようなら、色々考え直さなくてはならない。気の重い事だ。