chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

コミュニケーションコストについて

 
いまさらながら、コミュニケーションコストって、高いよなぁと。
 
そして、揉め事の主たる要因が、コミュニケーション不足である場合という話も、とても多いと感じている。

で、

・コミュニケーションコストが高い
・コミュニケーションが不足している。

ということは
 
・コミュニケーションコストに割り当てる予算が少なすぎるのではないか
 
という所に思い至った。
 
そうだよなー。例えば、見積書に「コミュニケーションコスト」に相当する項目が計上されているのを、少なくとも私は見た事が無い。一部の企業ではそういうのが有ったりするんだろうか?
 
歴史的な経緯を考えてみるに、昔の企業というのは年功序列ムラ社会のようになっていて、社員同士で公私の付き合いがあり、ベースになる人間関係を築きあげる事によって、阿吽の呼吸で「コミュニケーションコスト」を低く抑える事に成功していたのだろうと思われる。しかし、現在ではその関係が崩れてしまい、特別なコストを払わないといけない状況になってきている。なのに、そのコストを払っていないから、トラブルの種をまき散らかす状況になってしまっているわけだな。
 
おそらく、例えばアメリカだと、移民族国家ということで、十分な「コミュニケーションコスト」を常に払い続ける事の重要性が、きちんと認知されているのだろうと感じる。
 
「無駄な会議を無くそう」なんていうようなライフハック的な記事を以前見かけた事があるけれども、これは危険な兆候だよな。会議というのは重要なコミュニケーション手段の1つなのに、それを無駄と切り捨ててしまうなんて。無駄な会議を有意義な会議に改質していく工夫こそ必要なはずなんだよな。
 
「情報が必要な所に正しく伝達されない」というのは、全体主義的な観点から言うと、組織にとって非常に危険な状態であり、致命的な結果の原因に成り得るんだよ。その危機感が無さ過ぎる。