chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

久しぶりにナウシカを見て感じた事

 
何が言いたいかというと、「永遠不滅に思えた宮崎アニメも、やっぱりいつかは時代遅れになるんだ」ってこと。
 
ナウシカとか、ラピュタとか、カリオストロとか、あの辺のアニメって、今の若い人には全然ウケないのよ。なんでかって、たぶん、そこに描かれている「女性像」が、時代遅れなんだな。「なんか違う」っていう違和感が凄いらしい。言われてみれば、なるほどそうだろうなと思う。
 
その若い人たちも、やがては親になるわけで、そうなった時に、自分の子供に宮崎アニメを見せるかっつーと、微妙だよな。そういう訳で、何十年か後には、宮崎アニメが今の様な知名度を保つ事は困難になるだろう。
 
宮崎アニメに描かれる「女性像」がもはや時代遅れで、新作を作ろうにも「今」の女性を描けなくなっている、っていうことは、たぶん本人にも自覚が有るんだろう。だから、前作は戦時中の話になった。戦時中の話として、戦時中の女性を描くのなら、作者のイメージの中にある「女性像」が時代遅れでも、問題は無い。選んでそうしたのではなく、そうする事しかできなかったんだな。
 
ラピュタでさえ、1962年の白黒映画「キューポラのある街」にえがかれる女性像の影響をもろに受けている、とか言われている。50年以上も昔の女性像だ。さすがに、時代が変わり過ぎた。