ネタ元:
「日本の大企業の2倍の初任給を中国の大企業が出せるという事実に、リアルに日本の衰退を感じた。」
http://blog.tinect.jp/?p=41613
概ね同意。
関連して考えた事まとめ。
・そもそも、日本の「高度経済成長」のエンジンは何だったのか
・みんなが借金できる時代だった
・戦後の農地改革で、農地が分配されて自分の土地を持つ人が増えた。
→その土地を担保にすれば、多額のお金を借りる事が出来た。
借金をする人がいなければ経済は膨らまない。
高度経済成長の時代は借金する人が沢山居たから経済が膨らんだ。
戦後のハイパーインフレを経験しておりインフレを気にしない風潮
・農村部と都市部との間のお金がスムーズに循環していた。
・農業生産物 → 食料 → 都市部の工場労働者
・都市部の工業生産物 → TV,洗濯機,冷蔵庫 → 農家
・円安だったので、日本製の工業製品が海外で大人気
→高額のボーナス、ベビーブーム、都市部の発展
・それが現在の日本ではどうなったか
・市民が借金をすることが困難
・低金利で銀行の査定が厳しい。担保になるような資産が無い。
・過疎農村の土地はタダ同然で担保にならない。
・将来不安でマイホームのローンを組む人が減った。
・唯一、借金しまくっているのは政府(国債)で、何とか現状維持
・農村部と都市部との間のお金の循環が悪い
・生活必需品は需要が満たされてしまって買い変え需要しかない
・めぐりめぐって、農産品の価格も低迷
・高齢化で消費が低迷
・円高で輸入品の増加
・農産物でも工業製品でも、輸入品が増えれば国内のお金の循環は悪化
・円高で競争力低下、工場が海外移転
・工場労働者数の減少。労働者の収入も減少
→将来不安
・比較すると、現在の中国はどうか
・中国の農村部と都市部との格差が極端に大きい。
・農村部の経済成長の余地が大きいとも言える。
・ファーウェイのような会社が成長する余地も大きい。
・中国市場自体が巨大な上に、世界中への販路も確立済み
・人口爆発中のアフリカでも売りまくってかせぐ
・同じ商品開発でも、市場規模が大きいので収益も大きい。
・人件費にかけられるお金にも余裕が出る。
・貿易収支の問題。日本の対中国の貿易収支はずっと赤字
・日本の円安政策で、中国企業は莫大な為替差損を負っている【重要】
・これを回避するには円を売れば良い(日本製の商品を爆買い)
・しかし、中国人が海外で使うお金の規制が強化された
・日本法人を作る事に関して、中国政府の規制を受けなかった?
・日本で稼いだお金を、日本でそのまま蓄えていたのかも?
・だぶついている日本円を、ここで使うという経営判断。
→【人材の爆買い!】
→日本人が中国企業に対して持っているイメージを変える
→下手な広告費よりも効果が大きい!