chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

構造的な問題点

今後、大問題になりそうなのに、政府も民間も手を打てないでいる問題がある。
 
少子化問題
・農家の激減と将来の生鮮食料品不足予想
 
一方で、株価は上がっている。世の中の余ったお金が株式市場へ行っているからだ。
株を買う理由は、高利回りが見込めるからなんだけど、それで言うなら子作りというのは社会全体で見れば効率の良い投資のはずなのに、なぜそこにお金が集まる仕組みになっていないのか、これは社会制度的に見て改善の余地がある。
 
農家の減少は色々と複雑な問題がからむ。そもそも原理的に農作物の生育が遅くて生産性が高くないし、海外の安い農産物との競争にもさらされるという厳しい環境下にある。今後はと言うと、円安傾向は今後も続き、海外からの輸入品の価格上昇傾向は続くだろう。海外のインフレの影響も受ける。安い東南アジアの農産物も、アメリカが高く買うせいで日本まで高く買わざるを得ないという状況も起きるだろう。「国内の農産物が無いなら輸入すればいい」では済まない状況が容易に想像できるのだが、社会全体としてその辺の危機感が薄すぎる。

現実問題としては、いよいよ食料危機が迫ってからやっと世の中が動き出すのだろう。せめて今できることは、農業をやりたいと希望する人の転職を容易にしておくことだと思う。これは制度の問題なので、それほど大きなコストをかけなくても改善できる。