chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

神っぽいな

Adoさんバージョン聴いてます。
 
www.youtube.com
 
反応を見ると、イスラム系らしき人から、歌詞の内容について懸念するコメントがついています。
日本人的にはすんなり受け入れられる内容でも、宗教観とか「神」のイメージは国によって大きく異なるでしょうから、Youtubeのような国際的なプラットフォームでは「神っぽいな」は炎上のリスクが高いネタだったんだなという事に気がつきました。
 
歌詞の内容自体は、神を否定している訳では無く、「まるで神であるかのようにふるまう人々」を揶揄していると取れる部分があり、これは誤解を招きやすいでしょうね。いわゆる「宗教指導者」が絶対的な権力を持つ国で、「まるで神であるかのようにふるまう宗教指導者」を揶揄するような歌を歌っていたら、ただ事では済まないのかもしれません。日本だから大丈夫なだけ、という事は自覚した方がいいのでしょう。
 
日本で「まるで神であるかのようにふるまう人々」を揶揄することがおおっぴらにまかり通るようになった経緯としては、その歴史は昭和天皇の話に行きつきそうな気はしますね。戦前は「あらびとがみ」なんて呼ばれていた昭和天皇が、戦後に「人間宣言」した、なんていう話は、戦死して行った人にとっては笑い話ではすみません。それ以外にも、税金対策で新興宗教を興す人とか、「まるで神であるかのようにふるまう人々」なんていうのは、だいたい信用ならないというのが戦後の日本人の一般常識になりました。だからこういう曲も、「語呂が良くて面白い曲だね~」ぐらいのことで笑って聴ける訳です。
 
これが、宗教が深く市民生活に入り込んでいる国、特にイスラム系の国では、これはなかなかけしからん曲と見られる可能性はありますね。特に歌詞の途中で「神は死んだ」なんて出てきたら、文脈を理解しない人が早とちりしてもしょうがない。文脈を理解すれば、「神は死んだ」などという人を揶揄している内容に取れる訳ですが、「神は死んだ」などという言葉を並べること自体が、禁句だったりする場合もあるのかもね。
 
曲の一番最後の「人生」だけは蛇足だなというのが自分の率直な感想です。まぁこういう蛇足な部分を付けがちですよねボカロPは。それはそれで、そういう中2ぽさがイイ!っていう評価も成り立つんだろうなと理解しますが、それを踏まえても「あなた人生語れるほどの苦労してきてんの?」って言いそうにはなります。