chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

2010年夏メイドカフェめぐりまとめ。

繁華街から少し離れているお店と、ここ半年ほどの間に開店したお店を中心に回ったので、全体を総括という訳にはいきませんが。
 
思ったこと:
スタッフの実質リーダー(リーダーとかチーフとか店長とかオーナーとか呼ばれる人のうち、実質的に現場を仕切っている立場の人)が、女性なのか男性なのかで、お店の雰囲気がだいぶ変わってくるもんなんだなということに気がついた。で、今秋葉原で元気がいいのは、俄然、女性の実質リーダーがお店の女の子達を引っ張っていってるお店。 男性が店主の店は、微妙にイケてない。
というのも、年頃の女性に、キメ細やかな指導なり指示なりを出したり、あるいは困ったことがあった時に相談に乗ってあげたり話を聞いてあげたり、というような事って、男には難しすぎるでしょ。つーか無理でしょ。その結果、スタッフの女の子達の気持ちがだんだんお店から離れちゃって、ただ時給をもらうためだけの場所になっちゃうと、何かと無責任な接客が目立つようになり、客も離れていく・・・という、悪い循環になっていくんですよね。
一方、開店からある程度の期間を経過してもなお、勢いがあるお店には、「理想のお店づくり」「より良いお店づくり」に、チームが一丸となって取り組んでいる感じがある。こういうのはやっぱ、日々の細かなトラブルの対処をいかに適切にこなして、チームの信頼感を維持していくか、みたいな所の出来具合が、根本的に違うんだろうな、と思わざるをえないんですよね。それはやっぱり、女性のリーダーが居ないと難しい。
 
・・・という事を踏まえた上で、最近の秋葉の一部の「テーマパーク化現象」ですが、勝手な想像ですけど、チーム作りがきちんと出来た上で、「理想の接客とは具体的にどういう接客か?」という事を皆で考えるときに、やっぱり「ディズニーランド」という誰でも知ってる解りやすいお手本の模倣から入るのは、有効なんだろうと思います。具体的に名指しでディズニーランドっぽくしようとは言わなくても、ディズニーランドはスタッフもお客もみんな知っているし、ディズニーランドぽい接客が出来れば、「付加価値の高いサービス」として客もスタッフも納得して、高めの料金設定でお店を回していける。オタ客だけでなく、観光客にも評判がいい。そこに気がついたお店が「テーマパーク化」に邁進している訳ですね。
 
ディスニーランドのミニチュア版で終わるのか、それとも次の境地を切り開くのかは解りませんけど、今の勢いを見ていたら、そのうち誰かが何か凄いことをやってくれるに違いない、という期待感はありますね。
 
そういう感じで、女性リーダーを中心に理想のお店づくりに邁進する秋葉原のテーマパーク系コスプレカフェなのですが、理想のお店づくりのボトルネックとなる最後に残った重大な欠点が1つ・・・。
 
・・・その名もアキバ系オタク。別名キモオタ。(含む俺。)
 
女の子のルックスにはうるさいくせに、自分のファッションには無頓着な人達。(含む俺。)この人達がせっかくのお店の雰囲気をぶち壊しにしちゃってる。「コミケ期間中だけ秋葉は昔のキモオタの街に戻る」とか言われちゃうぐらいですから、コミケ期間中だけ特に酷いのかもしれないですけど、これは本当に自覚しないといけないと思いました(反省)。せめてぴしっとスーツを着て、ネクタイ締めていけば、中身はキモオタでも外観はずいぶんましになると思うんですけどね。「志の高いメイドカフェ」へ行く時のスーツ着用をぜひ呼びかけたい。
 
 
一方、テーマパーク化とは全然別の方向性として出てきたのが、ここ半年で何件か開店した「ガールズバー」のお店。それ以前も何件かあったのかもしれないけど、オタクが行くお店じゃないってことで、あまり注目されてこなかった。需要と供給の関係から考えるに、この手のお店は今後そこそこ増えて定着しちゃうかもしれない。
結局、秋葉のお店の常連として通うことが出来る人の大半は、平日は深夜まで残業している人であることが多く、そういう人達が週末にお金を使うことが出来る場所として、秋葉のガールズバーを使うようになる、ということは十分想像できる。深夜まで仕事をして終わって、それからさらに行けるお店、となると、やっぱりカフェでは物足りないし客単価も上がらないので、お酒も出すお店、っていう路線になっちゃう。これはこれで、自然な流れでしょう。
 
秋葉原メイドカフェめぐり2010年夏1日目
秋葉原メイドカフェめぐり2010年夏2日目
秋葉原メイドカフェめぐり2010年夏3日目
 
参考
アキバの主役が完全に交代してしまった件。 --- ブランディングの実験室
http://www.gutto-brand.com/my_brand/000498.html