回転ずしが、しばらく前から無人になっている。
いや、バックヤードではアルバイトやパートの人たちが仕事をしているんだろうが、入店してからお寿司を食べ、会計を済ませて店を出るまで、店員に全く顔を合わせず、会話を交わす事も無く、店員の声を聞く事すら無く、すべて端末操作だけで完結するようになったのだ。
まぁ、これはこれで、合理化の究極形なのかもしれないが、先日の「ねずみどうしがコミュニケーションを取らなくなって、最終的には絶滅する」にまた一歩近づいたのだなぁと思う。
コミュニケーションにはコストがかかるのである。
コミュニケーションにかかるコストを徹底的に省略していくと、究極的にはどうなるんだろうか。
ユニットバスが備え付けられたワンルームマンションみたいなところに住み、仕事や遊びは全てPC端末で解決し、食事が自動で運ばれてきて、誰とも顔を合わせず会話もせず一生を終えるような人生になるのではないだろうか。
それってただの「ひきこもり」じゃん。
それを、サービス業が目指しているっていうのが本末転倒過ぎて逆に面白い。
こんな会社はつぶれると思う。いや、潰さなくてはならない。