chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ネズミの楽園実験の話

ネタ元:
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恥ずかしながらこの動画を見るまで知らなかった話なんですが、なかなか衝撃的な話です。

今、独身の人々(自分を含む)は、自分の意思で独身を選んでいると思っているのだけれど、この実験結果からわかることは、それは環境によってそう判断させられているのであって、それは本当にその人の個人の自由な意思なのかどうなのか、かなり怪しくなってくるという事です。

現代社会はコンビニエンスストアが便利で、いつでも食料を調達できるので、別に独身でも困らない訳ですが、便利さを追求すればするほど結婚する必要性が薄まる=一生独身が増える ということになり人口減少につながっているという側面がありそうですよね。
 
それで、ねずみが絶滅から逃れるためにはどうすればよかったのか? と考えたときに、すぐ思いつくのは「お見合い制度」ですよね。年頃のオスとメスを、コミュ障だろうが何だろうが強制的につがいにしてしまえばいい。うまくいって交尾して子供が出来れば絶滅を逃れられるし、もしケンカばかりして仲良くなる気配が無いなら離婚させて、また別のオスメスの組み合わせでお見合い結婚させるということを繰り返せば、絶滅を逃れられる可能性はかなり高まりそうに見えます。
 
つまり、「絶滅を回避する」という視点で見ると、伝統的な「お見合い」という仕組みは、それなりに必然性も合理性もあったんだな、と。
  
ねずみの実験と、人間の実社会で大きく違う点は、人間の場合、人口が一定以下になると基盤産業を支えることが出来なくなるということです。人口減少がどんどん進むと、やがてコンビニも今までのような利便性を維持することが不可能になる状況が必ず来ます。そこまで状況が悪化してしまったら、「やっぱり結婚した方がトク」ということになって、婚姻率や出生率が反転するんじゃないかという気はしますね。絶滅するまで無為無策のまま、なんてことは、人間社会では起こらないはずです。