chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

コスプレビジネスの話題

 
ネタ元:
結論「コスプレはビジネスになりません(でした)」
http://www.chu-ni.net/?p=47
 
一見、ビジネスマン視点で見れば凄くまっとうな事を言っているように見えるのだけれど、「儲かるならやります、儲からないならやりません」という姿勢では、突破できないブレークスルーって、あるんだよね。いま日本で死屍累々と詰み上がっている失敗パターンに、こういうの多い。同じ轍を踏んでしまっている。
 
じゃぁ、ビジネスになっているものって何だろう。音楽ですか。そこらへんの人に、歌ってもらったらビジネスになりますか。ならないね。100人で歌ったらビジネスになりますか。ならないね。100万人で歌ったらビジネスになりますか。素人百万人じゃ無理だろう。 しかし一方では、確かに音楽で飯を食ってる人が居て、それでビジネスしている人たちが居る。なぜそんな奇跡が成立しているのか。「儲かるならやります、儲からないならやりません」という姿勢で、そんなことが成り立つんだろうか。
 
長期的な視点でコスプレを考える人なんて、多くはないと思うが、私はコスプレが将来的に成長する余地はまだまだあると思う。「衣食住」の1つである衣、服飾の歴史という観点で俯瞰して見たなら、今の「コスプレ」という現象が、いかに服飾史の中で特異な所にあるか、説明するまでも無い。これがいつか衰退して忘れ去られていく、なんていう事は、私には想像できない。少なくともたくさんのコスプレ写真が、将来に残されることだろう。例えば100年後の人が、今のコスプレ写真を見たとき、100年後の人々も同様に、その楽しい雰囲気の片鱗を味わう事ができるはずだ。それを見た人の内の何割かは、自分もやってみたいと思うはずだ。そうやって歴史が積み重なって行けば、不可能だった事もやがて可能になるだろう。
音楽だって、最初からビジネスとして成立していたわけじゃない。もし、誰も歌を知らない、歌う人もいない、何の音楽もない世界で、急に歌い出す人が居たなら、変人扱いされるに決まっている。そんな状況から、現在の社会情勢に至るまでに、どれほどの年月が必要だったか。 コスプレだって同じ事だ。