ネタ元は、twitterで見かけた、こんなtweet
https://twitter.com/#!/gkd08/status/165592792674992128
@gkd08
#NHK 総合のフカヨミにて、初音ミク特集。年配者の発言に違和感を禁じ得ないのは、そのほとんどが「儲かるのか?」「権利は?」「これまでの苦労が」という、とても従来的な視点でミクを捉えようとしている点。ミクの成功はその辺を捨てた所にあると思います。
そうなんだよなぁ、ブレークスルーの鍵はむしろ「捨てる」ことの方にあったのかもしれない。
一方、パナソニックやソニーは、今まで何を捨てることによって成長し、そして今、何を捨てられないが為に停滞しているんだろう、と。「何を捨てられないでいるか」は簡単だね。TVだ。
一方、昔、TVが普及していく段階だった時、TVの普及の代わりに失われたものがあったはずなんだよね。今やそれが何だったのか、思い出すのも難しいけれど。映画?ラジオ? 一家団欒? よくわからん。
考えてみれば、古来から、別にTVとかPCとか、電気とかガソリンとか、そういう物が無くたって、なんとかかんとか、人は生存と子孫繁栄に必要なものを考え、働き、揃えてきたわけで、現代の身の周りの道具のほとんどは、かつて大昔からあった物の何らかの代替だ。とすると、「現代的なもの」というのは「過去のもの」を捨てる代わりとしてしか手に入れることができないというのは、むしろ当たり前のことだ。
つまるところ、「何を手に入れるか」と同じぐらい、「何を捨てるのか」という事を真剣に考えなくてはならないのだろうなぁ。今更だが改めて。