内海桂子師匠死去のニュースと追悼記事を読んで、いまさらながら「どどいつ」について勉強した。
まず、「どどいつ」と「ドイツ」は何の関係も無いらしい(そこからかよ
やっぱ美空ひばりすごいね。
「都々逸」 美空ひばり / 古賀政男(三味線)
音程に迷いが無いよね。もっとも、音程に迷いがあるのも、都々逸の味のうちなのかもしれないけれども。
正直なところ、都々逸の何がイイのかってのは、ピンと来てない部分もある。
多分こんな感じなのかなと想像はするのだけれども、
・電灯の無い時代の夜の音楽。明かりといえば、月明かりか、ろうそくか、行燈の明かりしか無い時代の音楽。ここ重要。
・芸者の席で唄われるもので、色気の要素はやっぱり外せないんだろうと思う。和服で着飾った若い女性の色気とセットじゃないと物足りない。
・色気もありつつ、最終的にはようするにセックスを目指すとして、セックスってどこか間抜けな要素があるでしょ。色気と、間抜けさと、その組み合わせの妙なのかなと感じる。
Umekichi 02 - Kirigirisu
このアレンジはうまいと思う。声の線が細いのをどうこういう人もいそうだけど、当時だってそんな、美空ひばりみたいな人ばっかりじゃなかったはずだしね。現場の若い芸者なら、これぐらい線が細い人もいたかもしれない、と思わせるものはあると思う。