chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

民間事故調

 
政府・中央省庁の責任の重さについて時間を割いているのが特徴
http://www.ustream.tv/channel/rebuildjpn
 
席の並び順を見ると、元検事総長の隣に元外務省役人と思想家が座り、脇を東大の御用学者が締めるという念の入れようだ。政治的な発言力を持とうと思えば、これぐらいの布陣が必要なのかもしれないが、
 
「どこが民間やねん。天下り役人と御用学者しか居ないじゃないか。」
 
中央省庁には文系が多いという話は、なんか腑に落ちた。トップレベルの科学の教育を受けた人間の集団が、なんでこんな腐った事になってしまうんだと思っていたが、そもそも理系じゃなかったんだな。文系だから、言葉遊びのようなことばかり感心するような出来なのだ。 困ったことに、組織力では文系の方が上なんだよなぁ。この組織力に対抗する力が理系の人間にも必要だ。
 
最後、「今後、人類は原子力を使い続けるべきなのか」という問に対して、使い続けるべきという回答が多かったのは象徴的。そりゃそうだ、止めてしまうなら、事故調査に人物金をつぎ込む必要はない。止めればいいんだから。調査なんか無駄だ。この人達は、次のレベルにステップアップしていくための事故調査、という位置づけで、このテーマに取り組んでいるんだな。そういうバイアスがあることにも注意が必要だ。厳しいことを言っているように見えても、ただのガス抜きに終わる可能性が高いように思える。
福島原発事故独立検証委員会 有識者委員会のメンバー
http://rebuildjpn.org/fukushima/committee
 
あなたは自分の親や兄弟や、子供が居る人ならば自分の子供が、原発で仕事をすると聞いて賛成するか? それに賛成する人しか、原発推進する資格は無い。俺は長生きしようと思ってないし独身だから、福島原発の末端孫受けで仕事をすることもやぶさかではないが、廃炉を推進すべきと思うよ。
 
なかんづく、この人の言ってることは説得力と重みがある。他はカス。

それでもなんかさぁ、見れば見るほど、「責任を政治家になすりつけて、役人と学者の責任回避をしたい」って本音が透けて見えるような気がするんだよなぁ。「国」っていう言葉の定義が、都合よくころころすり替えられるのがその証拠。
今まで40年もかかって原発行政やってきてこのザマで、この先何年で理想の原発行政を築きあげるつもりなんだ。その時間軸についての言及が一言もないところにも、無責任さが現れている。