chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

例の秋葉原の事件のことetc.

 
いろいろ記事を読んで回っている。
日雇い労働者や派遣社員の問題を法的な規制で対処すべきかという議論は興味深い。
 
で、あまり議論に出てない件としては、日本の一次産業・・・農業など・・・の衰退との関係が気になった。
 
日雇い労働は昔から劣悪だった。昔は、一次産業を主な仕事とする人が、手っ取り早く現金収入を得るためのもので、嫌なら辞めればよかった。農業とか他の仕事をすればいいだろと。しかし、今の日雇い労働者はそうではない。
 
派遣社員は当初は欧米のそれを真似たもので、ボーナスが無い代わりに、当初はそれなりの月収が設定されていたんじゃないかと思う。実際、海外では、派遣社員の収入を正社員より高く設定することが義務づけられている国もあるようだ。しかし日本では、派遣社員の立場が弱いことの足下を見たのかなんだか知らないが、・・・そういうことだ。
 
労働システムのピラミッドの最下層で働く人の問題というのは、昔からあって、それは昔は農業などの一次産業だったと思うのだけれど、農業が衰退するだけ衰退した結果、経済的いじめのほこさきが日雇い労働や派遣社員になっただけなのではないか。
 
これはなんだか日本の将来を暗示しているような気がする。日本の農業が衰退の一途をたどっているように、日本の工業生産もこの先、衰退に向かうのかもしれない。