chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

3Dプリンタが重要になる局面

 
前に、石油価格が今の3倍とか5倍とかになったら、世の中がどう変わるかという思考実験しただろ。100年後とかの話な。
そこで問題となったのが、輸送コストのUPなんだよな。
 
今の世の中は、貿易促進で、世界一安く作れるところで大量生産して、それを世界中に輸送して売りまくるのが効率が良い時代。
そういう現代では、3Dプリンタがビジネス的なボリュームゾーンになることは有り得ない。どこまでもニッチな路線を攻めるしかない。
メジャーになったら、「世界一安く作れる場所での大量生産」にとって代わられる運命にある。
 
それが、石油価格が高騰しただどうなるだろう。代わりに電気自動車が普及しても、今よりずっと輸送コストがかかる時代が来るだろう。日用品を気軽に通販で購入するなどという事は、コスト的に輸送費がかかりすぎるので敬遠されるようになるだろう。100円ショップなども、輸送費のかかるものは値上げになるだろう。
 
そういう時代が来た時、その場で簡単な物が何でも作れる3Dプリンタは、人々の日常生活を支えるための重要なアイテムになっている可能性がある。地産地消で輸送費がかからないことのメリットが生きてきはじめる。そのとき、材料はリサイクルのプラスチックが使えるようになっているはずだ。
 
長期的に見て、育てていかないといけないと思うんだよな。