chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

DIYでセルロースファイバー

Youtubeで、セルロースファイバーを使った防音の比較動画がいくつかあがっていたのを見た。セルロースファイバー、圧倒的やん。
 
これはまぁ気密あってのことなので、賃貸かつDIYでこれを応用しようとするのはかなり困難に見えるが、ダンボール作戦だとどうなるだろう。
 
Amazonで、セルロースファイバーを固めて使いやすくした状態の物が市販されている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CSSSTY1X/
 
300mm x 300mm x 30mm が1枚当たり 560円。厚手のものもあるが、体積あたりのコストはほぼ同じのようだ。そうだとすると、小型のもののほうが取り回しがやりやすくて使いやすそうに見える。
 
これで仮に 横3m×縦2.5m の壁面を覆うとすると、横に10枚×縦に9枚で90枚必要 90×560円= ¥50,400円
 
これをダンボールに入れて型崩れを防ぐとすると、内寸300mm x 300mm x 30mmのダンボールの価格は1枚300円ぐらい。結構高いな。
www.bestcarton.com
 
厚みについては、Youtubeの実験では100mmぐらい持たせている物が多い。そこまでやれば完璧だが、既に出来上がっている部屋への追加防音としては、既存の壁の防音性能が木造でも-20dB程度は期待できるので、もうちょっと薄くても支障なさそうに見える。そもそも壁1面のみの防音を想定しているので、1面だけ極端に防音性能を上げても意味がないのだ。
 
どうせ段ボール箱にいれるのなら、セルロースファイバーは成形されて無くても問題無いが、要見積もりという所ばっかりだ。
工務店向けの相場では 1㎡あたり6,000~9,000円と言われるが、個人で買えるかどうかは不明。
上記の板だと 1枚 0.0027 ㎡なので、1㎡あれば370枚もとれる計算になる。こっちの方がずいぶん割安だ。1㎡で60kgとすると、その1/4あればいいので、15kgの袋1個分ということになる。
cellulosefiber.biz
 
不織布の袋は比較的安価。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09P3ZH3TP/
 
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色々考えたけど、ダンボール箱はやっぱりみかん箱タイプが安くて良さそう
指定ぴったりのサイズが、金型無しで安価に作れるのが良い。900 x 60 x 300mmというサイズの段ボールが、数をまとめれば1箱200円以下も可能。
www.bestcarton.com
 
ただし、あんまり薄いと対応外になる。みかん箱方式で実用になる厚みの 最小寸法は60mmぐらいだろう。ガムテープの幅よりせまいと、それはそれで組み立ても面倒なので、この辺を下限としたほうがよさげ。

そうすると、エコパルトンを使った場合に厚み方向に隙間ができてしまうので、それはただ切っただけのダンボール板で埋めれば良いだろう。これも指定サイズで切ったものを注文可能。
www.bestcarton.com
 
薄いダンボールはAB段が使えないので、重いエコパルトンを入れるとなると強度的に心配だ。なので、補強の意味でもダンボール板を入れて両面テープで張り付けるなどすれば、補強と隙間埋めの1石2鳥になりそうだ。防音という面では石膏ボードも候補になるが、捨てる時に面倒なので却下。
 
薄くしすぎると、積み上げた時に倒れやすくなる。基本はガムテープの類で上下と横を連結してぴったり詰め込めば、それなりに倒れにくいはずだが、地震対策を考えるともうちょっと工夫がほしい。支えとしては、ツーバイフォー材とラブリコという突っ張り部品を組み合わす方法がピアリビングなどで紹介されている。
www.pialiving.com
 
ただし、この方法の問題は、天井まで届くツーバイフォー材を軽自動車で運搬するのが困難という事だ。廃棄も面倒だし、一度短く切りすぎると、また繋げて使うことは困難だ。
 
自立できるダンボール箱を、念のため倒壊しないように支えるという程度ならば、こういう商品が使えそう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00DILSG7C/
 
突っ張り棒カーテンも魅力的。少しコストアップだがリーズナブル。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09NFLZYS5/

 
コスト的には、ツーバイフォー材+ラブリコの組み合わせとたいして変わらないが、鉄パイプを3分割でき、宅急便で運べるサイズ、つまり軽自動車で運べるサイズに容易に分解できるのがメリットだ。不要になった時も、ハードオフなどで引き取ってもらえる可能性があるし、捨てる場合は普通に粗大ゴミとして自治体のごみ収集サービスで回収してもらう事が可能だ。長いツーバイフォー材は捨てるにも短く切る作業が必要で面倒だ。
 
壁一面を本棚にすれば見栄えは良いが、かなりコストUPになるし、運搬や廃棄の問題が生じるので却下。

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まとめると:
・吸音&防音材 エコパルトン
・エコパルトンをダンボール箱に入れる。
・それを4畳半の部屋の壁のうち1面だけに敷き詰める。
・倒れてこないように突っ張り棒4本で支える
 
これで概算見積もりをしてみる。部屋の一辺が2.7m、天井までの高さを2.5mとする
 
・30cmx30cmのエコパルトンが75枚 × ¥560円/枚 =¥42,000円
段ボール箱 外寸 900 x 60 x 278 mmのダンボール箱なら 27箱をぴったり詰め込むことができる 1Lot ¥11,292円
段ボール箱内の隙間埋め&補強用ダンボール板 889 x 259mm 54枚 1Lot ¥6,162円
・突っ張り棒 HEIAN SHINDO TNP-3 2セット× ¥4,891円=¥9,782円
合計 ¥69,236円
 
1面だけでこれ。いきなりやってダメだとダメージありそう。基礎実験するか。
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セルロースファイバーをスピーカー内部の吸音材に使ったらどうなるんだろうというのも興味があるが、ちょっとググったぐらいではそういう動画やブログは見つからなかった。人柱としてやってみる価値あるかも。
 
セルロースファイバーは、少量ならば実は自作も可能。要は古新聞を粉砕すればいいのでミル付きミキサーとかミルサーが使える。そこに防虫効果を持たせるためのホウ酸をまぜればよい。少量づつ処理しないとミキサーが壊れるので、かなり気の長い話にはなってしまう。