chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

電子ブロック続き。

 
とりあえず、裏蓋を開けてみた。
驚いたね。中の配線、全部半田づけかよ。コネクタを一切、使ってない。そりゃ高いわ。しかもハンダ付けが下手くそなの。国内の工場だったら自主的にハンダ付けをやりなおしするレベルだね。そこはやっぱり made in China。まぁ、殆どの客はそんな事は気にして無いから別にいいのか?国産品が過剰品質なのか?
 
それから、昨日も書いたけど、やっぱりブロックの作りの雑さは問題だと思う。これはもっと美しく合理的かつ安くする方法があるはずだ。
 
電子ブロックについて詳しく書いてあるHPを見つけた。数年前までコミケにも出ていたらしい。
http://c-teruru.hp.infoseek.co.jp/den-kai/html/Block3-08.html

この解説書の目的のひとつに「電子ブロックチルドレンを増やそう!」と言うのがあるのですが、
電子ブロックを単純に与えた場合の成功率は、私の概算で「1%以下」なんで、それなりの工夫が必要かと。
願わくば世代を超えた共通語となることを祈って。

 
そうなんだよね。いきなりこの粗雑な作りのおもちゃを与えられても、そりゃ今時の子供は喜ばないか。
30年前ならこれでもOKだったんだけど。
 
でもさ、確かに見せ方一つのような気もするんだよな。結局、電子ブロックは何が失敗だったかというと、電子ブロックを核とした「物語作り」に失敗したんだよな。一発ネタの芸人みたいに、一発あてただけで終わっちゃった。ジブリのようなロングセラーにはなれなかった。
 
電子回路について興味をもつきっかけとしては、電子ブロックは筋は悪くないと思うんだ。でも、ファンを増やすためには、やっぱりそこに「物語」が必要なんだろうな。
 
話が飛躍するけど、今の時代って、「物語を消費する時代」なのかもしれない。というか、もともと消費の本質は「物語性」にあったのか?という気がしないでもない。ドラマやマンガで出てきた小物がすごい売れちゃったりする話とかさ。
 
じゃ、電子ブロックで何か物語を作ればいんじゃないかと、そういう流れも有りえるよね。それはニセ科学なんだろうか?
 
はやぶさ」って、擬人化されたりしてすごい話題になったじゃん。でもそれは、はやぶさの科学的なレイヤーの話とは全然別のレイヤーの話として、良識ある大人なら切り分けて考える。子供はどうだろう?難しいかもね。
 
はやぶさ」の話で、最後の方にダイオードが活躍した話が出てくる。でも、世の中のほとんどの人は、ダイオードが具体的にどういう形をしているのかって、知らない訳。これが、電子ブロックを知っていれば、それを具体的にイメージできるわけだ。まずそういう次元からでいいと思うんだ。シリコンダイオードゲルマニウムダイオードとではだいぶ様子が違うからまずいか。
やっぱ、型式しらべて、それと同じ型式のブツを入手したいよな。で、「はやぶさに使われてたのと同じ型式のダイオードを仕込んだ電子ブロック」とか言ったら、部品を展示する仕組みとしてアリのような。今の電子ブロックだと、電極がじゃまして中の部品がよく見えないので、透明電極か何か使って中がもっと良く見えるようにすればありかもね。