不要な物を処分して行く中で、捨てられずに残ってしまう物がある。
楽器。
若い時に買った楽器関係の出費を合計すると、記憶に有るだけでも150万円ぐらいになる。
それに対して、どんなリターンがあったかというと、これと言って言えるような物は何も無い。
若い時はさ、「ひょっとしてこれがきっかけで彼女ができるかも!」なんていう下心は当然あったし、実際それでうまくいく人も世の中には居るんだろうが、自分はそうじゃ無かったというだけで、全てを無駄と決めつけるのも忍びない。しかし、客観的な事実としては、無駄であった。
もう少し枠を広げて、「必要では無かった出費」まで含めてしまうと、これに海外旅行の費用とコミケの費用が加わるだろう。コミケは1回行くと旅費と宿泊費と実弾で20万ぐらい使ってしまうイベントで、それに10回ほど参加したから200万ほど使ったことになる。海外旅行は40万が2回+小遣いや身のまわりの物をそろえるのになんだかんだ合計100万ぐらいは使ったと思う。
ここまで出てきただけで合計450万になる。
そんなことにお金を使わずに、貯金しておけば、貯金の残高が450万ほど多かったはずだという事になる。
今後控えている大きな出費は、親の墓を建てることと、実家を壊して更地にもどすこと。今の貯金だけでは賄えない金額なので、貯めなくちゃならない。3Dプリンタで遊んでる場合じゃないのかもしれないががが。
結果的には無駄に終わった出費も多いが、そのおかげで自信を持って生きて行けているという側面も有るしなぁ。
お金の使い方に関しては、誰のアドバイスも受けてこなかったし、アドバイスしてくれる人も居なかったというのが、強いて言えば敗因だったかもしれないとは思う。もう少しうまいお金の使い方はあったんだろうな。俺が知らないだけで。