chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

平和な日常での「トリアージ」に代わる解

 
いろいろ皆さん語り尽くされていて、勉強になる。
戦争とか災害とか医療とかの現場の話は自分自身が立ち会ったことがないということもあり、「トリアージ」について今まであまり考えてこなかった。
 
平和な日常における「トリアージの代わりになる資源の最適配分方法」・・・産業革命以来の日々の産業活動というのは、まんまその命題のもとに進歩してきたと思っていたんだけど。
 
「安く、大量に作れて、しかも美しいものを」と爆走してきた工業製品開発を、この先も暴走させ続けても良いのか?という疑問もありはするのだけど、「お前らはトリアージのお陰でこんな豊かな生活ができてるんじゃないのか」という問いに対しては、はっきりNoと言える。
 
「大学生に勉強してほしいこと」で思い出したことといえば、たとえばこんなこと
バウハウス・デッサウ展 モダン・デザインの世界遺産
http://www.bauhaus-dessau.jp/
 
これはおよそ「工業製品」というものに日々お世話になっているすべての人に見てもらいたい。マジで。本当に本当に本当に。
 
歴史的には、共産主義的だとしてナチスに弾圧されたバウハウスだが、左翼か右翼かみたいな目で見てほしくない。現場の物作りには右も左も無いと思うので。
 
昔の庶民の貧しい生活、住宅や日用品の不足という問題をどうやって解決するかという命題に対して、現実に「革新的な工業デザイン」がそれを解決してきたという歴史に、誰しも感動を覚えるはずだ。

元祖ネタ元
ケーキ - 福耳コラム
http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127