chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

やっぱり年金ダメじゃん

年金の「100年安心」演出が目的?賃金上昇率2.5%、運用利回り4.1%の虚妄 --- Diamond Online
http://diamond.jp/articles/-/8071

賃金上昇率2.5%の場合、きわめて興味ある現象が発生する。すなわち、利回りが4%だと2103年度に財政破綻するが、利回りを4.1%に引き上げるだけで、2105年度までの財政破綻は生じなくなるのである(2105年度で243兆円の積立金が残る計算となる)。

 経済想定は、かなり微妙なところにある。これを少しでも外してしまうと、2105年度までに破綻してしまうのだ。つまり、経済想定は、「100年安心年金」が打ち出された2004年の100年後にあたる2105年度までに財政破綻が生じないよう設定された疑いがある。


こういうのを「下衆の勘繰り」とか言う人も居るのかもしれないけど、この経済想定って、いかにも優等生の頭のいい役人が考えそうなことだよ。胸糞悪い。しかもさ、この先10年だけは絶対安泰っていうのがミソだよな。この件を取りまとめた最高責任者は10年以内に退職するのだろうから、この事実がすぐに火を吹いて、自分の責任が問われるような事にはならないと踏んだんだろう。
 
なるほど、こういう状況を踏まえれば、「GDPの停滞はまずい」「需要をふやさないとまずい」などと、実態を踏まえずに数字だけが一人歩きする現象も腑に落ちる。何がまずいって、GDPが停滞して賃金も金利も上がらなければ、確実に年金が破綻するからまずいんだな。
 
あぁ、一応破綻しない望みはあるか。この先いつか、必ずインフレは起こるから、それに連動して賃金や金利が今の停滞を巻き返すほどにべらぼうに上昇すれば、年金破綻は免れる。ただし、その頃には年金の実質価値なんて激下がりしているに違いない。そう考えないとつじつまが合わない。
 
・・・これはアレだな。俺なんか子供も居なくて、年金破綻に加勢してる側の人間だしさ、早死にするしかないってことだな。