VOCALOIDのブームがニコ動を中心に盛り上がり、この影響で、こういうイベントや集団ができたことは改めて説明するまでも無いが、
ボーマス http://ketto.com/tvm/
KarenT http://karent.jp/
先日の11/14のボーマスは大盛況だった模様。しかし、一方のKarenTはイマイチ存在感が薄い。ボーマスもKarenTも、中心的な有名Pはかなり被っているにもかかわらず。
この2つと、あの2つは、似ている・・・ニコ生と、ニコニコチャンネル。あの2つもまた、ニコ動から派生した物。
ニコ生は、素人クオリティのものが大半だが、「生放送」という事がポイント。一方、ニコニコチャンネルはプロのクオリティ。 ・・・どちらに軍配が上がったかといえば、現状を見る限り、プロの手によるニコニコチャンネル・・・ではなく、素人のニコ生軍勢の圧勝。
この図式をVOCALOID界隈に当てはめて考えると、ボーマスは生放送どころか実際にイベント会場で交流するわけだから究極の「生」ですよね。 一方、KarenTは実力のあるボカロPが結集してプロのようなクオリティの作品を並べて、プロ志向で頑張っている。・・・客が集まったのはどちらか? 主要なメンバーが同じであってさえも、プロ志向のKarenTではなく、「生」のボーマスなのだ。
ニコ動とはあまり関係ないが、似たような現象はまだある。AKB48。 大量のCDを買う人達の目的は握手会だという。曲も良かったのかもしれないが、少なくとも音楽の完成度に比例してCDが売れたわけではない。熱狂的なAKB48ファンというのは、「生」のAKB48に触れることができる人達だ。
こういう例を見る限り、そのキーワードは「生」だ。求められているのは必ずしも「プロ」ではないということを胆に銘じた方が良い。KarenTやニコニコチャンネルが商業的な成功を目指すのならば、方向転換が必要なように思われる。