chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

透明なゆりかご 7巻読了

 
透明なゆりかご、読んでも読んでも次の話が気になって、結局、今単行本で出ている7巻全部読んだ。
 
出てくる男が7割ぐらい碌でも無い野郎ばっかりなんだよな。
 
ベースとして、中絶に対する問題意識が非常に強くて、とはいえ簡単に中絶が良いとか悪いとか結論付けられるものではない事をふまえた上で、世の中に問題提起する構造になってるんだな。
 
話としては、中絶するか出産するか、ギリギリのところで中絶を思いとどまって出産した人が、最後ちゃんとハッピーエンドで終わる話が多い印象。もちろん現実はそんな単純な話ばかりじゃ無くて、児童虐待の話とかも交えつつ話は進むのだけれども。

NHKのドラマも少し見た。ドラマ向けの脚色が無駄過ぎて見ててムカつく。まぁ、原作が気になって読んでみるという人が増えるのなら悪い話ばかりでも無いとは思う。
 
で、俺みたいに結婚してない、独身男性は、この話をどう受けとめれば良いんだろうな。
「なんでこんなクズ男にさえ彼女が居て子供ができるのに・・・」とも思うんだが、もし仮に、たまたま良い人がいてSexできて子供ができたとして、自分が良いお父さんになるとも思えず、そういう意味では俺もこの話に出てきたクズ男の1人でしかないのだろう。
 
せめて母子家庭支援の募金でもすれば良いんだろうか。
 
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ネットで、ざっと母子家庭の支援事業について調べてみた。東京には民間のNPO法人がいくつかあるが、地方では行政による支援か、せいぜい赤い羽根共同募金ぐらいしかない。赤い羽根共同募金は歴史がある分、全方位にむけて支援をしており、母子家庭向けに割り振られる金額は募金全体の1%ほどでしかない。いろんな団体の送迎バスの費用にかなりのお金が割り当てられていて、なんだかなーと思った。
 
東京のNPO法人ってのも、たっぷり財産がある人が暇つぶしにやってるイメージが有って、あんまりそこに募金する気にもならんのだよな。だいたい、東京に住んでるってだけで十分勝ち組じゃんな。
 
税金なら満額払ってるもんなー。
 
児童養護施設の決算書見て驚いた。赤字垂れ流しじゃん。公的な支援が前提なので潰れる心配は無いんだろうけど、こんなひどい決算書を何の説明も無く公表するって大丈夫かよ!?と思わずにはいられない。ずっとその調子なので感覚がマヒしてるんだろうな。小さな施設で累積の負債が1億とか2億とか有ったら、金利だけで馬鹿にならんやんな。不動産の評価額めいっぱい借りてる感じなんやろか。そりゃ子供にケチケチ生活を強いることにならざるをえんわな。
 
全国児童養護施設総合寄付サイト
https://www.leavehome.org/
 
個別の児童養護施設では、表だって寄付の受け付けはしていない。問い合わせれば解るんだろうけど。なんだろな、田舎だと、寄付って物乞いみたいな悪いイメージがあるせいなんだろか。まぁ、解らなくもない。それでこういうサイトがある訳だな。

このサイトを見つけたのも何かの縁だと思って、少し寄付してみた。特定の施設(近所の施設も含まれてた)に限定した寄付ができる仕組みになっているのが良心的だと思ったので。今回は施設指定はしなかったけど、次は近所の施設を指定しての寄付にするかもしれない。
 
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今思えば、中高生の頃の自分て、ほんと馬鹿だったなーと思う。
そうねぇ、「真剣に好きな人」ができる年代になれば、この漫画は読んでおくべきかもね。
性教育って、つまりそういうことだったんだね。
この漫画をもし自分が中高生の頃に読んでいたら、違う人生になっていたかもしれん。