chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

将来、コミケは電子書籍化するだろうか?

iPadが出て、にわかに電子書籍のネタが盛り上がっている。iPadは優れたプロダクツだと思うけど、電子書籍に関して言えば正直なところ、かなり今さら感。
というのも、自分に関して言えば、今、仕事で読む情報というのは、既にほとんど電子データになって久しい。仕事で読む仕様書、マニュアル、もろもろのドキュメント類、図面、もう全部電子データ。たまに紙で回覧で回ってくる雑誌とか技術セミナーの案内とか、何なんだろうと思う。紙で案内を回してくる技術セミナーの運営者に言ってやりたいよ。まずあんたらがセミナー受けるべき。全部電子データで済ませられるように勉強しろってね。
 
本を裁断してスキャンして電子データ化するなんてのも、そんなの一回り昔(12年ぐらい前)からやっとるっちゅうねん。
 
そんな訳なので、iPadやその競合機種が出たからって、私の周りに関して言えば、そんな劇的に何かががらっと変わると言う事はないと思っている。
 
気になるのは、コミケがこの先どうなるのかって事。合理性を追求する場面では、すでに紙の本の出番なんて無いと思っているけど、コミケは合理性を追求する場所じゃないからね。なんだけど、商用の電子書籍が普及すれば、それに倣ってコミケでも電子書籍で、という同人作家さんたちがこれから増えていくだろう。・・・今までのイメージが強烈すぎるだけに、それが具体的にどういうものになるのかは想像がつきにくいのだけど。
 
電子書籍のプラットフォーム競争で誰が勝ち抜くかというのは興味がある所だ。私に言わせれば、案外、将来の「コミケにおける電子書籍プラットフォーム標準の地位を勝ち得た者」が、すなわち国内での決着を付けるんじゃないかと予想している。今の所はまだコミケで実用に耐えられる物はないのではないかと思う。iPadならスケブ的なこともできるか。「コミケ会場における理想的な電子書籍」がどんな形態になるのかを想像してみるのは面白い。