chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ドーマー条件

ネタ元:
池田信夫が理解できない価格硬直性と金利非負制約
http://www.anlyznews.com/2012/06/blog-post_08.html

経済学ではなく土木建築の人なので、公共事業を増やしたいだけであろうから細部は議論しないが、それでも政府の破綻条件(ドーマー条件)ぐらいは認識して欲しいと思う。

 
ごめん。ドーマー条件て調べたこと無かったわ。ぐぐって調べた。
ドーマーの定理とは
http://secwords.com/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86.html
 
要するに、「名目GDP成長率が名目利子率を上回れば財政赤字は維持可能である」という話。
では、現実の世界において、名目GDP成長率が名目利子率を上回っているのかというと、
 
確率で考える経済学:成長のみでの財政再建、成功確率は概ねゼロ
http://agora-web.jp/archives/1428667.html
 
たまたま、 名目GDP成長率>名目利子率 となる時もあるかもしれないが、名目GDP成長率が名目利子率を上回らないことの方がはるかに多いので財政赤字は維持不能、というのが過去の数字から類推できること。ダメじゃん。
 
望みをかけるとすれば、たとえば国債残高が 1京円になって、それでもまだインフレになってなかったとしたら、その分は企業や個人の資産が増えているはず。それで、高額納税してくれる企業や人が増えて、均衡状態になるのではないかと、そういうストーリーしか無いな。だから、日銀がインフレを警戒しすぎるほど警戒するのは合理的。そこにしか望みが無いのだから。