chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

はてな村の話題

珍しく、はてな村のことがはてブでホットエントリに挙がっていた。
 
もともとそんなに大きなコミュニティではなかったことと、各自の個人的な事情がたまたま重なったような所はあるかと思うんだけれども、個人的に「ネットの雰囲気がずいぶん変わったな」と感じるようになったのは10年ぐらい前からのスマホ民(パソコンを使わずスマホだけで完結する人)の流入によるところが大きい。
 
はてなは明らかにパソコンユーザーを想定したサービスで、スマホの波にうまく乗れたかというと微妙だと思う。とはいえ、今の時代に潰れずに生き残り、一定数のユーザーを確保し続けるだけでも大変な事なので、生き残ってくれているというだけで私は賞賛したい。
 
一方、スマホをベースとしてうまく波に乗ったのはLINEであり、Twitterであり、インスタであり、tiktokだった。なぜそういうサービスがはてなから生まれなかったのかと言えば、それはもう、ある種の「人種が違ったから」としか言えないような気もする。
 
スマホ民は絶対数が多いので、全てをひとまとめにして1つのコミュニティとして扱うなんてことは初めから無理だった。だから適切なサイズにコミュニティーを分断する仕組みを持っている LINE や Twitter が適していた。私達が知らないだけで、今まさに盛り上がっているLINEコミュニティやTwitterコミュニティはたくさんあるのだろう。
 
スマホの問題は、長文の読み書きに向いてないということだが、逆に言えばそのおかげで長文の読み書きが苦手な人でも参加しやすいというメリットもあり、一長一短だ。
 
ガチの限界集落に生まれた自分に言わせれば、リアルな農村が40年ぐらいもまえから没落の一途をたどり、死んだり引っ越したりして人がいなくなっていく姿をリアルで知っているので、はてな村のたそがれには何とも言えない既視感を感じる。若い人が入ってこないコミュニティはやがて死ぬ。それだけの話だ。