chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

anlifeで学んだこと

 
ここ1週間ほど、暇さえあればanlifeを弄ってました。難しいことが解らなくても、ゲーム感覚で遊べます。
 
anlife ↓ここからダウンロード
http://hawaii.naist.jp/~masayoshi-n/anlife/index.php?anlife
 
面白いところは色々あるんですが、特徴的と思う点は、1匹1匹が全部違うデザインになっていること。それから、仮想生物どうしで何かを教えあうということが無い。にもかかわらず、各々がじたばたともがいているうちに、なんとなく自分の歩き方を見つけて、やがて元気に前進し始めるさまが面白いです。
 
その他気がついた点
・重力が小さいほど、「偶然」の作用の方が大きくなって、仮想生物の学習が進まなくなるっぽい。
・重力が大きいのは、まぁまぁ平気。ただし食料が潤沢にある場合。
 
・食料が潤沢にありすぎると、適当にぶらぶらしているだけで食料にありつけてしまうので、これまた学習が進まないっぽい。
・食料を大量供給したあと、ぴたっと供給を止めて食糧危機を演出した場合の挙動も興味深い。1匹1匹は、目の前に食料がありさえすれば、自分たちが危機的な状況にあることに気がつかないし、雰囲気も変わらない。状況が激変するのは、本当に食料が目の前から無くなって餓死者が続出するようになってから。この認識の遅さを、人間様は笑えるんだろうか?
 
・プレイヤーは基本的にただ見ているしかないんだけど、食料の供給量は調整できるので、このままだとこの人餓死しちゃうな、と思ったら一気に供給量を増やして延命させることができたりする。あるいはひっくり返ると動けなくなっちゃう人には、「神の手」的にマウスでつまんで起き上がらせたりすることも。そういう死にかけの危機的な状態でちょっと手を入れてやると、その後の展開が全然違ってくる。このへんも面白い。
 
で、ふと見つけたこちらのエントリー
「分かりやすい教え方」の技術 --- 発声練習
http://d.hatena.ne.jp/next49/20090317/p5
 
コメント欄のやり取りも、それぞれ大事な事を言っていて考えさせられます。
 
で、まぁ、ここに安易にanlifeの話なんて持ってきちゃったら、それこそ「似非科学批判」の格好の餌食になること請負いなので、自重しますが、「豊かになった日本で、ぜんぜんやる気がなくて勉強しない人」というのが、「anlifeで、潤沢に食料がありすぎてちっとも歩けるようにならない仮想生物」とダブって見えてしまうのは、私だけじゃないはず。自戒も含めて。