chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

肥大化しつづけるデータの山をどうするか

最近、パソコンのEメールをプライベートで全然使ってない。代わりに、Yahooメール使ってる。なんでかというと、パソコンの故障でロスしたりとか、メインで使うパソコンを変更したりしたときにデータを移動させるのが面倒だから。Yahooメールだとネットに繋がってさえ居れば、どのパソコンからでも同じ内容を見ることができる。Eメールを使うには、どの道ネットにつながっていないと意味が無いんだから、それで問題ない。
 
・・・のだが、メールデータの検索に強いといわれるg-mailを試しに使ってみようかと思ったところで、ちょっと考えた。
 
既に、こういうサーバーにデータを置くタイプのメールというのは、何億アカウントもあるんだそうで。で、そのデータ量というのは、この先もどんどん増え続ける訳だ。 一応、規約により、3ヶ月アクセスが無いと云々、なんてことが書いてあったりして、まぁ、現実的にはそういう解しか無いんだろうな。すなわち、その人が死んじゃったら、そのアカウントにアクセスする人もいなくなるので、その数ヶ月後には、その人が残したメールのデータは人知れず抹消されるわけだ。まぁ、それが無難なんだろう。
 
巨大なデータセンターの建築計画の話を聞いて、それはまぁ、すごいことだとは思うけれども、そういう物が今後どかどか建設されて、100年ぐらい経ったら、そのデータの山は、いったい何の役に立つのだろう?
 
SFもののアニメや映画なんかで、途方も無く巨大で規模がどれほどなのか想像もつかない神のようなコンピュータが出てくるけれども、まさにあの状態が現実のものになろうとしている訳だ。
 
問題はそれに要するエネルギーと、それによって得られる利便性とのバランス。今はそこに投入するエネルギー以上のリターンがあると皆が信じているから肥大化が進むわけだけど、どこかでそれは均衡して、やがて逆転するだろう。そうなったとき、エネルギー問題のために廃棄せざるをえないデータというのを、人々はどうやって選択するのだろう? 色々と契約の条文なんかで逃げ道が作ってあるとはいえ、いざそういう場面に遭遇して、冷静じゃいられない人というのは沢山出てきそうな気がする。

要するに、日々インターネット上に積み上げられているデータの山は、いつか将来崩壊する、積木くずしの積み木みたいなものなのかもしれない、と言うこと。まぁ極論すれば世の中のものは全部そうなのだけれど、GoogleやYahooのような僅かな数の巨大企業にそれが牛耳られていると言う事態には危機感を持つべき。会社なんて世の中の風向きが変われば簡単に倒産するんだから。
 
それに対する自衛手段は、というと、結局、自分にとって大事なものは、自分で守るしか無い、という事になる。問題は、いざその時に自分で守れるだけの知力と財力があるのか?って話だよなぁ。