3Dプリンタ使えば、木工だとクソめんどくさかった形状も簡単にできるやんな。
強度も木とくらべて大きく劣るようには見えない。
昔のスピーカは、位相特性が全然考慮されて無かった。「位相は耳では解らない」というのが定説だった。
スピーカやバスレフのダクトの共振周波数では、投入する電力に対して効率よく音圧が得られるが、共振がピークに達するまでには時間がかかるので、音の立ち上がりが非常に遅く、音をとめても共振が止まるまでしばらく成り続けてしまう。
クラシック音楽を聴く分には、この特性はそれほど問題にはならない。楽器自体が共振を最大限に利用したものだからだ。
DTMだとそうはいかない。歯切れのよい低音を聴かすためには、クラシック音楽向きのスピーカとは違うアプローチが必要になるはず。
共振周波数を微妙に変えたスピーカを直列に多数繋ぐと、共振しているスピーカはインピーダンスが上がるので、大半のエネルギーが共振しているスピーカによって消費される事になる。効率は良いが、ぼよんぼよんした締りのない低音になりそうだ。
逆に共振周波数を微妙に変えたスピーカを並列に多数繋ぐと、共振しているスピーカへのエネルギー投入は最小化されるが、しかし共振しているスピーカは効率が良いので、結局のところ共振してないスピーカと同程度の音を出してしまうだろう。
パッシブに共振問題をなんとかしようというのがそもそもイケてないんだろうな。高性能なD級アンプが安価に手に入る時代なのだから、フィルタで帯域別に分割してパワーアンプで増幅して、共振帯域をあえて使わないように大小のスピーカを取り交ぜてシステムを組めば良い
フィルタをかますと位相特性が問題になる。隣接する帯域とで予想外の干渉を起こす。
これに対する手っ取り早い方法は、一度逆再生でフィルタをかませて録音しておき、それを通常再生してまたフィルタをかます。行って来いで位相は平坦に戻る。