昔は個人経営の食堂とかがあって、かなりフリーダムな感じだったが、だんだんそういう店が吉野家とかマクドナルドのようなチェーン店に淘汰されて、ついにチェーン店ばかりになってしまった。チェーン店で働く人は、個性を発揮する余地なんてのはほとんどなくて、ひたすらマニュアル通りに接客し、商品の管理をする。
それ以外の仕事であっても、新興事業の段階を終えて事業が安定軌道に乗ると、マニュアル化され、マニュアル通りに仕事をすることばかりが求められるようになる。
労働者に個性を発揮することが求められる業界というのは芸能人とかマンガ家とか、エンターティメント系では多いかもしれないけれども、田舎では珍しい仕事である。
自分のような1人暮らしの人間は、マニュアル化されたコンビニや吉野家やマクドナルドの恩恵を受けている側ではあるのだけれど、同時に「酷いディストピアだな」とも感じている。「もうちょっとみんな、やりたいほうだい自由にやってもいいんじゃないのか?」と。
そういう意味で、フリーダムなメイドカフェ・コンセプトカフェに期待している。マニュアル通りの接客じゃなくて、各人が個性を発揮できる場所として、期待している。